外壁のひび割れ補修費用はいくら?種類別の相場と修理方法を解説

外壁のひび割れ補修費用の相場や修理方法、補修内容ごとの料金目安をわかりやすくまとめた図解 住宅メンテナンス

外壁に細い線のようなひび割れを見つけると、

「すぐに補修した方がよいのか」
「修理にはいくらかかるのか」
「外壁塗装まで必要になるのか」

と不安になる方も多いのではないでしょうか。

外壁のひび割れ補修費用は、細いひびを部分的に処理するだけなら1万〜5万円程度で収まることがあります。

一方、ひび割れが深い場合や広範囲に発生している場合は、下地補修や外壁塗装、外壁材の交換が必要になり、数十万円以上かかることもあります。

項目費用の目安
細いひび割れの部分補修1万〜5万円程度
シーリング材による補修2万〜8万円程度
Uカット・Vカット補修5万〜15万円程度
外壁材の部分交換5万〜20万円程度
補修と外壁塗装80万〜150万円程度
足場の設置10万〜30万円程度
💡記事後半では、外壁の状態を確認しながら複数の塗装業者へ見積もりを依頼できるサービスも紹介しています。

実際の金額は、ひび割れの幅や深さ、外壁材の種類、補修する場所、足場の有無によって変わります。

また、ひび割れの見た目が似ていても、塗膜だけが割れているケースと、外壁材や下地まで傷んでいるケースでは修理方法が異なります。

この記事では、塗装歴12年の職人監修のもと、外壁のひび割れ補修費用を種類別に整理し、主な修理方法や業者へ点検を依頼すべき症状、費用を抑える方法まで解説します。

記事監修者である塗装職人のイラスト

この記事の監修者

外壁塗装職人(監修者)
・職人歴12年の現役塗装職人
・施工経験:戸建て・マンション・工場・店舗
・専門分野:外壁塗装・屋根塗装・防水工事・シーリング工事

これまで多数の現場で施工・現地調査・見積もりを担当。
本記事では実際の施工経験と現場知識をもとに解説しています。

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  1. 外壁のひび割れ補修費用
  2. 外壁のひび割れは幅だけで判断しない
  3. 種類別に見る外壁ひび割れの補修費用
    1. ヘアークラック:1万〜5万円
    2. 幅0.3mmを超えるひび割れ:3万〜15万円
    3. 窓やドアの周囲にあるひび割れ:3万〜15万円
    4. モルタル外壁のひび割れ:3万〜20万円
    5. サイディングボードのひび割れ:3万〜20万円
    6. ALC外壁のひび割れ:3万〜20万円
    7. コンクリート外壁のひび割れ:5万〜20万円
  4. 外壁ひび割れの主な補修方法
    1. 表面を補修材で埋める
    2. シーリング材や樹脂モルタルを充填する
    3. Uカット・Vカットシール工法
    4. エポキシ樹脂を注入する
    5. 外壁材を部分交換する
    6. 補修後に外壁塗装を行う
  5. 外壁ひび割れの補修費用が高くなる原因
    1. 2階以上にひび割れがある
    2. ひび割れが複数箇所に広がっている
    3. 下地や防水層まで傷んでいる
    4. 補修跡を目立たなくする
    5. 外壁材が廃番になっている
  6. 早めに点検した方がよいひび割れ
  7. 外壁のひび割れは自分で補修できる?
  8. 外壁ひび割れの補修費用を抑える方法
    1. 複数の業者から見積もりを取る
      1. 無料で見積もりを比較したい方へ
    2. 外壁塗装と同じタイミングで補修する
    3. ひび割れが小さいうちに相談する
    4. 見積書の内訳を確認する
  9. 外壁ひび割れ補修業者の選び方
    1. ひび割れの原因を調査する
    2. 補修方法を具体的に説明する
    3. 極端に安い見積もりだけで決めない
  10. 外壁ひび割れの補修費用に関するよくある質問
    1. 細いひび割れなら放置しても大丈夫ですか?
    2. ひび割れ補修だけでも足場は必要ですか?
    3. 外壁塗装をすればひび割れも直りますか?
    4. 外壁のひび割れ補修には何日かかりますか?
    5. 補修した場所は目立ちますか?
    6. 火災保険で補修できますか?
  11. まとめ

外壁のひび割れ補修費用

外壁のひび割れ補修にかかる費用の目安は、次のとおりです。

補修内容費用相場
細いひび割れの表面補修1万〜5万円
補修材・シーリング材の充填2万〜8万円
Uカット・Vカットシール工法5万〜15万円
エポキシ樹脂の注入5万〜20万円
モルタル外壁の部分補修5万〜20万円
サイディングボードの部分交換5万〜20万円
ひび割れ補修と外壁塗装80万〜150万円
足場の設置10万〜30万円

数センチ程度の小さなひび割れで、地上から作業できる場所なら、数万円以内で補修できる可能性があります。

しかし、2階部分や建物の複数面にひび割れがある場合は、足場代や塗装費用が加わります。

見積書を確認するときは、補修費だけでなく、次の費用が含まれているかも確認してください。

  • 現地調査費
  • 下地処理費
  • 補修材の費用
  • 塗装費
  • 足場代
  • 養生費
  • 廃材処分費
  • 諸経費

上記の金額は一般的な目安です。ひび割れの状態や建物の形状によっては、補修方法と費用が大きく変わります。

外壁のひび割れは幅だけで判断しない

外壁のひび割れを調べると、「0.3mm以下なら問題ない」「0.3mm以上なら危険」といった説明を見かけることがあります。

しかし、実際には幅だけで補修の緊急性を決めることはできません。

国土交通省の住宅紛争処理の参考となるべき技術的基準では、外壁に発生した幅0.3mm以上のひび割れについて、発生している場所や構造材との関係などを含めて確認する基準が示されています。

つまり、0.3mmは点検を検討する一つの目安ではありますが、ひび割れの原因を断定する数字ではありません。

判断するときは、次の項目も確認する必要があります。

  • ひび割れの深さ
  • 発生している長さ
  • 本数と広がり方
  • 窓やドアの周囲にあるか
  • 外壁材をまたいでいるか
  • 室内側に雨染みがないか
  • 以前より幅が広がっていないか
塗装職人
塗装職人

細いひび割れでも、同じ場所に繰り返し発生している場合は注意が必要です。幅だけでなく、外壁材や下地の状態まで見て補修方法を決めます。

種類別に見る外壁ひび割れの補修費用

外壁のひび割れには、細いヘアークラックから、外壁材の内部まで達している可能性がある大きな割れまであります。

ここでは、主な種類と補修費用を整理します。

ヘアークラック:1万〜5万円

ヘアークラックとは、髪の毛のように細いひび割れのことです。

一般的には、幅0.3mm以下の細いひび割れを指すことが多く、塗膜の経年劣化やモルタルの乾燥収縮などによって発生します。

ひび割れが表面の塗膜に限られている場合は、下塗り材や補修材をすり込み、その上から塗装する方法が取られます。

一部分だけなら1万〜5万円程度が目安ですが、建物全体に多数発生している場合は外壁塗装を提案されることがあります。

塗料メーカーの日本ペイントも、塗り替え前の住宅チェック項目として、外壁のひび割れを挙げています。

細いひび割れでも、長く伸びている場合や数が増えている場合は、表面だけの問題とは限りません。

幅0.3mmを超えるひび割れ:3万〜15万円

幅が0.3mmを超えているひび割れは、ヘアークラックより深くまで達している可能性があります。

補修では、ひび割れ部分へシーリング材や樹脂モルタルを充填するほか、状態によっては溝を作って補修材を入れる工法が選ばれます。

1箇所あたりの費用は、補修する長さや深さにもよりますが、3万〜15万円程度が目安です。

複数の外壁面に発生している場合や、ひびが徐々に広がっている場合は、外壁だけでなく建物全体の状態を点検してもらいましょう。

窓やドアの周囲にあるひび割れ:3万〜15万円

窓や玄関ドアなどの開口部周辺は、外壁の力が集中しやすく、斜め方向のひび割れが生じることがあります。

小さな割れであれば部分補修で対応できますが、サッシ周辺のシーリングや防水層まで傷んでいる場合は、補修範囲が広がります。

室内側に雨染みがある、サッシの角から長いひびが伸びているといった場合は、早めに専門業者へ相談してください。

モルタル外壁のひび割れ:3万〜20万円

モルタル外壁は、乾燥や温度変化、建物の動きなどによってひび割れが発生することがあります。

細い割れは表面補修で対応できますが、幅や深さがある場合は、周辺を削って補修材を充填し、模様を復元して塗装します。

補修跡を目立ちにくくするには、ひび割れ部分だけでなく、周囲の塗装や模様まで整える作業が必要です。

部分補修なら3万〜20万円程度が目安ですが、広範囲に割れがある場合は全面塗装を含めた見積もりになります。

サイディングボードのひび割れ:3万〜20万円

窯業系サイディングでは、釘やビスの周辺、窓の角、ボードの端などにひび割れが発生することがあります。

割れが小さければ補修材を充填して塗装できますが、外壁材が大きく欠けている場合や、内部まで割れている場合は部分交換を検討します。

補修だけなら3万〜10万円程度、ボードの部分交換を伴う場合は5万〜20万円程度が目安です。

既存の商品が廃番になっていると、同じ柄や厚みの外壁材を入手できず、交換範囲が広がることもあります。

外壁の継ぎ目にあるシーリングのひび割れや剥がれについては、次の記事で詳しく解説しています。

ALC外壁のひび割れ:3万〜20万円

ALCは軽量気泡コンクリートを使った外壁材で、パネルの表面や目地付近にひび割れが生じることがあります。

ALCは内部に水分が入り続けると劣化につながるため、ひび割れ部分だけでなく、塗膜や目地の防水状態も確認することが重要です。

ひび割れの充填補修は3万〜10万円程度、目地や周辺塗膜の補修まで行う場合は10万〜20万円以上になることがあります。

コンクリート外壁のひび割れ:5万〜20万円

コンクリート外壁では、乾燥収縮や温度変化、建物の動きなどによってひび割れが発生します。

ひびが浅い場合は表面被覆で対応できますが、内部まで続いている場合はエポキシ樹脂を注入する工法が選ばれることがあります。

補修費用は、ひび割れの長さや本数、注入する範囲によって異なりますが、5万〜20万円程度が目安です。

ひび割れから茶色い錆汁が出ている場合は、内部の鉄筋が腐食している可能性もあるため、早急に点検を依頼してください。

外壁ひび割れの主な補修方法

補修方法は、ひび割れの幅や深さ、外壁材の種類によって選びます。

見た目だけで施工方法を決めず、割れがどこまで達しているかを確認することが重要です。

表面を補修材で埋める

塗膜に発生した細いひび割れでは、下地調整材や補修材をすり込み、表面を整えてから塗装します。

工事範囲が小さく、高所作業が不要なら、比較的費用を抑えやすい方法です。

ただし、下地まで割れている場合に表面だけを塗っても、短期間で同じ場所にひびが現れることがあります。

シーリング材や樹脂モルタルを充填する

ひび割れの内部を清掃し、シーリング材や樹脂モルタルなどを充填する方法です。

使用する材料は、モルタル、サイディング、コンクリートなど、外壁の種類に合わせて選ぶ必要があります。

補修材が外壁の動きに対応できない場合や、下地と密着していない場合は、再び割れる可能性があります。

Uカット・Vカットシール工法

幅や深さのあるひび割れでは、割れに沿ってU字またはV字状の溝を作り、内部へ補修材を充填する方法があります。

表面に材料を塗るだけの場合より、補修材を入れる面積を確保しやすく、深いひび割れへ対応できます。

外壁を削る作業や模様の復元が必要になるため、細いひび割れの表面補修より費用は高くなります。

エポキシ樹脂を注入する

コンクリートなどのひび割れ内部へ、エポキシ樹脂を注入して一体化させる工法です。

ひび割れの幅や深さに応じて、低圧で時間をかけて注入する方法などが用いられます。

表面から見えない内部の状態を確認し、適切な材料と注入方法を選ぶ必要があるため、専門業者へ依頼します。

外壁材を部分交換する

サイディングボードが大きく割れている場合や、欠け・反りを伴っている場合は、補修材で埋めるだけでは十分でないことがあります。

その際は、破損したボードを取り外して新しい外壁材へ交換します。

交換する範囲が小さくても、既存部材の撤去、防水紙や下地の確認、新しいボードの加工、塗装などが必要です。

補修後に外壁塗装を行う

ひび割れを補修した後は、補修材を保護し、外観を整えるために塗装を行います。

部分塗装だけでは既存部分との色差が目立つ場合や、建物全体の塗膜が劣化している場合は、全面塗装を検討します。

日本ペイントでは、ひび割れに追従して伸びやすい塗膜を形成する塗料として、弾性塗料を紹介しています。

ただし、弾性塗料を塗るだけで、すでに発生している深いひび割れを直せるわけではありません。

塗装職人
塗装職人

塗装前にひび割れの原因と深さを確認し、必要な下地補修を済ませることが大切です。補修を省いて上から塗装しても、同じ場所に割れが出ることがあります。

外壁ひび割れの補修費用が高くなる原因

同じ長さのひび割れでも、施工条件によって見積もり金額は変わります。

2階以上にひび割れがある

2階部分や屋根に近い場所は、はしごだけでは安全に作業できないことがあります。

足場を設置する場合は、ひび割れ補修費に10万〜30万円程度が加わる可能性があります。

小さな割れの補修でも、足場代の方が高くなるケースは珍しくありません。

ひび割れが複数箇所に広がっている

1箇所だけでなく、建物の複数面にひび割れがある場合は、調査と補修に時間がかかります。

外壁全体の塗膜も劣化していると、部分補修ではなく、全面塗装を含めた工事になることがあります。

下地や防水層まで傷んでいる

ひび割れから水が入り、外壁材の裏側や防水紙、木部まで傷んでいる場合は、表面補修だけでは直せません。

外壁材を外し、下地を交換してから防水処理をやり直すため、費用が高くなります。

補修跡を目立たなくする

モルタルや意匠性のある外壁は、補修した部分だけ表面の模様が変わることがあります。

既存の模様や色に近づけるため、周辺のパターン付けや広い範囲の塗装が必要になると、作業費が増えます。

外壁材が廃番になっている

サイディングボードを交換する場合、既存と同じ商品を用意できるとは限りません。

同じ柄やサイズが見つからなければ、似た商品で補修するか、交換する範囲を広げる必要があります。

早めに点検した方がよいひび割れ

次のようなひび割れを見つけた場合は、放置せず専門業者へ点検を依頼してください。

  • 幅が0.3mmを超えている
  • ひび割れが長く伸びている
  • 複数の外壁材をまたいでいる
  • 窓や玄関の角から斜めに伸びている
  • 同じ場所を補修しても再発する
  • ひび割れから水や錆汁が出ている
  • 外壁が浮いたり欠けたりしている
  • 室内に雨染みやカビがある
  • 地震や台風の後に発生した

幅が細くても、以前より長くなっている場合や本数が増えている場合は、写真を撮って変化を記録しておきましょう。

5円玉や定規などを一緒に写すと、大きさを比較しやすくなります。

室内の雨染みやカビ、窓まわりからの水の浸入がある場合は、外壁表面の補修だけでなく、雨漏りの原因調査が必要です。

外壁のひび割れは自分で補修できる?

地上から安全に手が届く場所にある、ごく小さなひび割れなら、市販の外壁用補修材で一時的に塞げることがあります。

ただし、DIYではひび割れの深さや原因まで判断しにくいため、応急処置として考える必要があります。

次の作業は自分で行わない方が安全です。

  • 脚立やはしごを使う補修
  • 2階以上にあるひび割れ
  • 幅や深さのある割れ
  • 外壁を削る作業
  • エポキシ樹脂の注入
  • サイディングボードの交換
  • 原因の分からない再発クラック

補修材を厚く塗りすぎると、外壁の模様が変わったり、塗装時に跡が目立ったりすることもあります。

補修材で塞いだ後にひび割れが広がると、状態の変化を確認しにくくなります。大きな割れは、手を加える前に業者へ相談しましょう。

外壁ひび割れの補修費用を抑える方法

外壁補修は、工事の依頼方法やタイミングによって総額を抑えられる場合があります。

複数の業者から見積もりを取る

ひび割れ補修では、業者によって次の判断が異なることがあります。

  • 表面補修で対応できるか
  • 外壁を削って補修する必要があるか
  • 部分塗装で済むか
  • 全面塗装が必要か
  • 足場を設置するか
  • 外壁材を交換するか

1社だけの説明では、提示された工事内容が妥当なのか判断しにくい場合があります。

2〜3社から見積もりを取り、金額だけでなく、ひび割れの原因と補修方法まで比較してください。

無料で見積もりを比較したい方へ

外壁のひび割れは、業者によって「部分補修で対応できる」「外壁全体の塗装が必要」など、判断が分かれることがあります。

1社だけで決めず、複数社の調査内容や補修方法、見積もり金額を比較すると、自宅に必要な工事を判断しやすくなります。

外壁塗装と同じタイミングで補修する

外壁塗装を近いうちに予定している場合は、ひび割れ補修を同時に行うと効率的です。

別々に工事すると、足場や養生、現場管理などの費用が重複することがあります。

ただし、塗装時期まで長期間放置できるとは限りません。水の浸入が疑われる場合は、塗装を待たずに点検を受けましょう。

ひび割れが小さいうちに相談する

表面補修で済む段階なら、下地や外壁材の交換まで必要になるケースより費用を抑えやすくなります。

ひび割れから雨水が入り続けると、外壁材の裏側や木部まで補修範囲が広がる可能性があります。

すぐに工事するか迷う場合でも、まず状態を確認してもらいましょう。

見積書の内訳を確認する

見積書では、少なくとも次の内容を確認します。

確認項目チェックする内容
補修場所何箇所・何メートルを直すか
補修方法表面処理・充填・注入・部分交換など
使用材料商品名・種類・用途
塗装範囲部分塗装か全面塗装か
足場全面足場・部分足場のどちらか
下地補修外壁材の裏側まで工事するか
追加費用どのような場合に発生するか
保証補修部分の保証範囲と期間

「ひび割れ補修一式」としか記載されていない場合は、具体的な補修箇所と施工方法を説明してもらいましょう。

外壁ひび割れ補修業者の選び方

外壁のひび割れ補修は、外壁塗装業者、左官業者、サイディング業者、工務店、リフォーム会社などへ依頼できます。

業者の名称だけで選ばず、自宅の外壁材に対応した補修経験があるかを確認してください。

ひび割れの原因を調査する

優良な業者は、すぐに補修材を塗るのではなく、ひび割れの幅や深さ、発生位置、周囲の状態を確認します。

水分計や打診、写真などを使い、外壁材の浮きや内部への水の浸入まで調べる場合もあります。

原因を確認せず、「上から塗れば直る」とだけ説明する業者には注意してください。

補修方法を具体的に説明する

見積もり時には、次の点を質問します。

  • なぜひび割れが発生したのか
  • どこまで傷んでいるのか
  • なぜその補修方法を選ぶのか
  • 補修後に塗装が必要か
  • 再発する可能性はあるか

メリットだけでなく、補修跡や再発リスクなどの注意点も伝えてくれる業者なら判断しやすくなります。

極端に安い見積もりだけで決めない

安い見積もりでは、下地処理や塗装、足場などが含まれていない可能性があります。

契約後に追加料金が発生しないよう、補修の総額と施工範囲を確認してください。

価格だけでなく、現地調査の丁寧さや説明内容も比較しましょう。

外壁ひび割れの補修費用に関するよくある質問

細いひび割れなら放置しても大丈夫ですか?

塗膜だけに発生した細いひび割れで、広がっていなければ、すぐに大規模な修理が必要とは限りません。

ただし、幅が細くても長く伸びている場合や、数が増えている場合は点検を受けた方が安心です。

ひび割れ補修だけでも足場は必要ですか?

地上から安全に作業できる場所なら、足場なしで対応できることがあります。

2階以上や広範囲の補修では、安全性と施工品質を確保するために足場が必要になる可能性があります。

外壁塗装をすればひび割れも直りますか?

細い表面クラックであれば、下地調整と塗装によって目立たなくなる場合があります。

一方、幅や深さのあるひび割れは、塗装前に充填や注入などの補修が必要です。塗料を上から塗るだけでは根本的な修理になりません。

外壁のひび割れ補修には何日かかりますか?

小規模な部分補修なら、半日〜1日程度で終わることがあります。

補修材の乾燥や塗装、足場の設置を伴う場合は、数日から2週間程度かかることもあります。

補修した場所は目立ちますか?

部分的に補修・塗装すると、既存の外壁との色や模様の差が見える場合があります。

仕上がりを重視する場合は、周囲まで塗装する方法や、外壁一面をまとめて塗る方法を相談してください。

火災保険で補修できますか?

経年劣化や乾燥収縮によるひび割れは、一般的に火災保険の対象になりません。

一方、台風や飛来物などの突発的な事故が原因で外壁が破損し、契約上の条件を満たす場合は補償される可能性があります。

被害の原因と契約内容によって判断が異なるため、修理契約を結ぶ前に保険会社または代理店へ確認してください。

まとめ

外壁のひび割れ補修費用は、ひびの幅や深さ、外壁材、足場の有無によって異なります。

補修内容費用相場
細いひび割れの表面補修1万〜5万円
シーリング材などの充填2万〜8万円
Uカット・Vカット補修5万〜15万円
エポキシ樹脂の注入5万〜20万円
外壁材の部分交換5万〜20万円
補修と外壁塗装80万〜150万円
足場10万〜30万円

幅0.3mmは一つの判断材料ですが、ひび割れの危険性を数字だけで決めることはできません。

長く伸びている割れや、窓の角から発生している割れ、補修しても再発する割れは、専門業者へ点検を依頼しましょう。

見積もりを比較するときは、金額だけでなく、

  • ひび割れの原因
  • 補修する範囲
  • 選んだ補修方法の理由
  • 補修後の塗装範囲
  • 足場の必要性
  • 追加料金の条件
  • 保証内容

まで確認することが大切です。

ひび割れを見つけたら写真で状態を記録し、広がりや雨水の浸入が疑われる場合は、早めに複数の業者へ相談しましょう。

外壁のひび割れが部分補修で済むのか、外壁塗装まで必要なのかは、実際に外壁の状態を調べなければ判断できません。

高額な工事を1社だけの説明で決めず、複数社の提案と見積もりを比較したうえで、必要な補修範囲を判断しましょう。

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