庭や空き地の草刈りが終わったあと、地面には大量の刈った草が残ります。
「刈った草はそのままにしてもいい?」「大量の雑草はどう処分する?」「袋に入れて捨てるのか、土に埋めてもいいのか」と、草を刈った後になって困る方も多いでしょう。
結論からいうと、刈った草の処分方法は、自治体のごみとして出す・処理施設へ持ち込む・業者へ相談する・適切に堆肥化するなどがあります。そのまま残せる土地もありますが、庭や住宅地、空き家などでは片付けた方がよいケースも少なくありません。

私も約100㎡の空き地を自分で草刈りしましたが、個人的に一番困ったのは刈った後の草でした。「草を短くすれば終わり」と考えていましたが、実際には後処理まで含めて草刈りです。
| 処分方法 | 向いているケース | 確認すること |
|---|---|---|
| 自治体のごみとして出す | 庭など少量の刈草 | 分別・袋・量の上限 |
| 処理施設へ持ち込む | 家庭で大量に出た場合 | 受入条件・料金・搬入者 |
| 業者へ依頼 | 広い庭・空き地 | 回収・処分まで対応するか |
| 堆肥などに再利用 | 自宅で管理できる量 | 種・根・腐敗・管理方法 |
| その場に残す | 周囲へ影響しない土地 | 土地利用・景観・飛散など |
刈った草のごみ区分や出し方は自治体によって異なります。
家庭から出た草と、事業活動などで出た草では扱いが変わる場合もあります。実際に処分するときは、土地のある市区町村の最新ルールを確認してください。
PR
大量の刈草まで自分で片付けるのが大変な方へ
草刈りは、草を刈って終わりではありません。 広い庭や空き地では、刈草を集める・運ぶ・処分する作業まで大きな負担になります。 自分で対応するのが難しい場合は、草刈りとあわせて刈草の回収・処分まで依頼できるか、見積もりの段階で確認してみましょう。
\ 刈草処分を含めた費用を確認する /※刈草の回収・処分への対応や料金は、地域・作業内容・草の量・現地状況などによって異なります。見積もり時に処分対応の有無と総額をご確認ください。
刈った草はどう処分する?【結論】

刈った草を処分するときは、最初に「どれくらいの量があるか」を確認すると判断しやすくなります。
自宅の庭から出た少量の草なら、自治体の家庭ごみとして処分できる場合があります。一方、袋が何袋にもなるほど大量なら、通常のごみ収集だけでなく、処理施設への持ち込みや業者への依頼も検討します。
土地の状況によっては刈草をその場に残す方法もあります。また、捨てずに利用したい場合は、単に地面へ埋めるのではなく、堆肥化など適切な再利用方法を考えます。
とくに広い空き地では、草刈りそのものより刈った草を集める・袋に入れる・運ぶ作業が大きな負担になることがあります。作業を始める前に、刈った後の処分まで決めておくのがおすすめです。
草刈り後の草はそのまま放置してもいい?

「草刈りした後の草は、そのままでもいいのでは?」と考える方もいるでしょう。
自分の土地や、所有者から了承を得ている空き地で、周囲へ影響せず土地の利用にも支障がない場合は、刈草をその場に残すこともあります。
実際、私が約100㎡の空き地を草刈りした際も、土地所有者側の了承を得たうえで、刈った草はその場に残しました。
ただし、住宅の庭や人が歩く場所では、大量の刈草を放置すると見た目だけでなく、その後の土地利用にも影響します。雨を含んで重くなったり、風で道路や隣地へ飛んだりすることもあるため、場所によっては片付けた方が管理しやすいでしょう。
とくに、玄関や庭、人が通る場所、道路沿い、隣地との境界、駐車場などでは、集めて処分することをおすすめします。
私が実際に草刈りしたときの作業時間や、刈草・竹の処理に苦労した様子は、約100㎡の空き地を自分で草刈りした体験談で紹介しています。
刈った草を自治体のごみとして処分する
自宅の庭などから出た刈草が少量なら、まず住んでいる自治体の家庭ごみルールを確認します。
刈草を燃やせるごみとして出せる地域もありますが、指定袋、草や枝の長さ、1回に出せる量などのルールは自治体ごとに異なります。
たとえば宮崎市では、一度に集積所へ出せるごみは5袋までです。6袋以上を処分する場合は、エコクリーンプラザみやざきへの自己搬入か、専門の業者への依頼が案内されています。
自治体名+「草 ごみ」「剪定枝 ごみ」などで公式サイトを確認するのが確実です。
別の市町村の出し方を、そのまま自分の地域へ当てはめないようにしましょう。
参考: 宮崎市「宮崎市のごみ出し基本ルール」 / 宮崎市「家庭ごみの出し方(ハンドブック)」
大量の雑草は処理施設へ持ち込む方法もある
庭や空き地から大量の草が出ると、通常の収集日に一度ですべて出せない場合があります。そのときは、自治体が指定する清掃工場や処理施設へ直接持ち込めないか確認しましょう。
処理施設への持ち込みでは、搬入できる人、本人確認、受付時間、手数料、草に付着した土や石の扱いなどが決められていることがあります。
宮崎市では、宮崎市・国富町・綾町内の家庭から発生したごみについて、一定の条件を満たせばエコクリーンプラザみやざきへ直接搬入できます。持ち込めるのはごみの排出者本人(同居している親族を含む)または一般廃棄物収集運搬許可業者で、受付時には氏名・住所などの確認があります。
また、土・石・砂は搬入できない品目に含まれています。刈草に大量の土や石が混ざっている場合は、そのまま積み込まず、事前に受入条件を確認しておきましょう。
参考: 宮崎市「生活系廃棄物(家庭ごみ)の持ち込みについて」
大量の刈った草を集める方法

刈った草を処分するときに意外と時間がかかるのが、地面に散らばった草を集める作業です。
少量なら手でも片付けられますが、広い土地では熊手やレーキを使った方が効率的です。集めた草を離れた場所まで動かすなら、ブルーシートや一輪車なども役立ちます。
| 道具 | 向いている使い方 |
|---|---|
| 熊手 | 庭・空き地の刈草を集める |
| レーキ | 広い範囲の草を一か所へ寄せる |
| ブルーシート | 集めた草をまとめて移動する |
| ごみ袋 | 自治体のルールに従って袋詰めする |
| 一輪車・運搬車 | 敷地内で大量の草を運ぶ |

実際にやってみると、草を刈る作業だけでなく、その後に集める作業もかなり大変でした。広い土地では、処分まで含めた作業量を見てから自分でやるか判断した方がいいと思います。
刈った草を土に埋めてもいい?
「刈った草なら植物だから、土に埋めてしまえば自然に戻るのでは?」と考える方もいるでしょう。
しかし、処分する目的で穴を掘り、廃棄物として草を埋める方法は避けてください。
宮崎県は、不法投棄について「自分の土地であってもそこに廃棄物を埋め込むことなどは、不法投棄にあたります」と案内しています。
「草だから土に戻る」と処分目的で穴へ捨てることと、堆肥などとして適切に再利用することは分けて考えましょう。
刈った草を土地で再利用したいのであれば、単に埋めて処分するのではなく、堆肥化など目的と管理方法を明確にして行います。
刈った草を肥料・堆肥にする方法もある
刈った草をすべてごみとして捨てず、堆肥として再利用する方法もあります。
実際に国土交通省でも、河川堤防の維持管理で発生した刈草を堆肥化し、再利用する取り組みが行われています。2026年には姫路河川国道事務所が、堤防の刈草から作った肥料を無償配布しています。
ただし、自宅で雑草を堆肥にするときは、刈った草をそのまま大量に山積みにすればよいわけではありません。
- 種が付いた雑草をそのまま混ぜる
- 地下茎や根が強い雑草をそのまま入れる
- 大量の生草を厚く積む
- 水分や空気の状態を確認せず放置する
といった方法では、雑草が再び生えたり、うまく分解されず臭いが発生したりする可能性があります。
また、除草剤を使用した場所の草を利用する場合は、使用した製品の注意事項を確認し、自己判断で家庭菜園などへ利用しないようにしましょう。
「刈った草を肥料にする」「雑草堆肥を作る」というテーマは検索意図が大きいため、具体的な作り方については別記事で詳しく解説します。
参考: 国土交通省 姫路河川国道事務所「堤防の刈草から作った肥料を、無償で配布します」
刈った草を燃やして処分してもいい?
大量の刈草を前にすると、「燃やしてしまえば早いのでは」と考えるかもしれません。
しかし、廃棄物の野外焼却、いわゆる野焼きは法律で原則禁止されています。
農業・林業など、法律上一定の例外はあります。ただし、「庭の草が大量に出たから」「処分したいから」という理由だけで、家庭の刈草を自由に燃やせるという意味ではありません。
また、例外に当たる焼却でも、煙・臭い・灰などによって周囲の生活環境へ影響が出る場合には、行政指導の対象となることがあります。
ドラム缶や庭先で刈草を燃やすことを、一般的な処分方法として考えないようにしましょう。
火災や近隣トラブルにもつながるため、自治体が定める処分方法を確認してください。
参考: 宮崎市「野外焼却の禁止」
業者に草刈りを頼むなら刈草の処分まで確認する
広い庭や空き地で、自分では処分できないほどの草が出そうな場合は、草刈りそのものから業者へ依頼する方法があります。
このとき確認したいのが、見積もりに刈った草の回収・処分まで含まれているかです。
業者によっては、草刈り料金とは別に、集草・袋詰め・積み込み・運搬・処分費がかかります。反対に「刈り倒しのみ」のプランでは、作業終了後も刈草が敷地に残ることがあります。
| 見積もりで確認する項目 | 内容 |
|---|---|
| 草刈り | 草を刈る作業 |
| 集草 | 刈った草を一か所へ集める |
| 袋詰め・積み込み | 搬出できる状態にする |
| 運搬 | 敷地から刈草を運び出す |
| 処分 | 刈草を適切に処理する |
業者へ依頼する場合の料金目安は草刈り料金の相場、依頼前に確認したいポイントは草刈り業者の選び方で詳しく解説しています。
草刈りが大変なら無理をせず業者へ相談しましょう
広い敷地や伸びすぎた雑草を自分で刈るには、時間と体力が必要です。刈った草の回収や処分まで考えると、想像以上に負担が大きくなることがあります。
作業範囲と料金を確認したうえで、専門業者へ任せる方法も検討しましょう。
草刈りをプロへ任せたい方
草刈り110番
自宅の庭、空き地、別荘、農業用地などの草刈りを相談できます。定期的な草刈りや、除草剤・防草シートによる雑草対策にも対応しています。
- 日本全国に対応
- 24時間・年中無休で受付
- 広い範囲の草刈りにも対応
- 見積もり後の料金を確認して依頼できる
※1坪600円からの料金とは別に、出張費3,000円が必要です。作業内容や現地状況によって料金は異なるため、正式な見積もりをご確認ください。
事業活動で出た草は家庭ごみと扱いが違う場合がある
「草は産廃になる?」「業者が刈った草は家庭ごみとして出せる?」と疑問に思う方もいるでしょう。
刈った草がすべて産業廃棄物になるわけではありません。一方で、家庭生活ではなく事業活動から発生した草は、家庭ごみと同じ方法では処分できない場合があります。
宮崎市では、事業者の作業によって発生した廃棄物を家庭ごみとして直接搬入した場合、作業を行った事業者へ処理を依頼するよう案内しています。
つまり、「草」という品目だけで判断するのではなく、誰が、どのような活動によって出した草なのかも確認する必要があります。
業者へ草刈りを依頼する場合は、見積もり時に「刈草は持ち帰ってもらえるか」「処分費はいくらか」を確認しておくと分かりやすいでしょう。
参考: 宮崎市「生活系廃棄物(家庭ごみ)の持ち込みについて」
草刈り後に除草剤を使うなら刈草の状態も確認する
草を片付けたあと、次に生える雑草を抑えるため除草剤を使いたい方もいるでしょう。
除草剤には、葉から吸収するタイプと土壌へ作用するタイプなどがあり、草刈りとの順番は製品によって異なります。
とくに土壌へ散布するタイプでは、刈草が厚く地面を覆っていると散布しにくい場合があります。一方、葉から吸収するタイプでは、草刈り前に使用する方が向く製品もあります。
詳しくは草刈り後の除草剤はいつ使う?粒剤・液体の順番と使い分けで解説しています。
空き家・空き地では処分まで含めて雑草管理を考える
自宅の小さな庭なら数袋で済んでも、空き家や空き地では、一度の草刈りで大量の刈草が出ることがあります。
草が伸び切ってから刈るほど、刈る時間だけでなく、集草・搬出・処分する量も増えます。そのため、「いつ刈るか」と「刈った後をどうするか」をセットで管理計画に入れておくことが大切です。
空き家の敷地なら空き家の雑草対策、建物のない土地を含めた管理方法は空き地の管理方法で詳しく紹介しています。
刈った草の処分で迷ったら「量」と「処分方法」から考える
刈った草をどうするか迷ったときは、最初から処分方法を一つに決める必要はありません。まず、その場に残しても周囲や土地利用に支障がないかを確認します。
自宅の庭や道路沿いなど、片付けた方がよい場所であれば、次に自治体のごみ出しルールを確認しましょう。家庭から出た少量の草なら通常の収集で出せる場合がありますが、一度に大量の草が出た場合は、処理施設への持ち込みが必要になることもあります。
一方、広い空き地などで自分では運べないほどの量になった場合は、無理に袋詰めや搬出を続けるより、草刈りと刈草の回収・処分までまとめて業者へ相談した場合の費用を確認するのも一つの方法です。
また、刈った草を捨てずに利用したい場合は、単に土へ埋めるのではなく、堆肥化など適切な再利用方法を検討します。
少量なら自治体のごみ収集、大量なら処理施設や業者への依頼、再利用したいなら堆肥化、と考えると整理しやすくなります。
刈った草の処分に関するよくある質問
- Q草刈り後の草はそのままにしてもいいですか?
- A
自分の土地などで周囲へ影響せず、土地利用にも支障がなければ残す場合もあります。ただし、庭・道路沿い・隣地境界や、大量の草が山になる場合は片付けた方が管理しやすいでしょう。
- Q大量の雑草はどう処分すればいいですか?
- A
通常収集で出せる量を超える場合は、自治体の処理施設へ直接持ち込む方法などがあります。自分で運べない場合は、自治体が案内する許可業者や、草刈りから処分まで対応する業者へ相談してください。
- Q刈った草を土に埋めてもいいですか?
- A
処分する目的で廃棄物を穴へ埋める方法は避けてください。自分の土地であっても不法投棄にあたる場合があります。再利用したい場合は、単に埋めるのではなく適切な堆肥化などを検討してください。
- Q刈った草を燃やしてもいいですか?
- A
廃棄物の野外焼却は原則禁止です。農業など一定の例外はありますが、家庭の刈草を自由に燃やせるという意味ではありません。自治体のルールに沿った処分方法を利用してください。
- Q草刈り業者は刈った草まで処分してくれますか?
- A
業者によります。草刈りだけで刈草を残すプランと、集草・搬出・処分まで対応するプランがあります。依頼前に「刈草処分を含めた総額」を確認してください。
まとめ|刈った草は「刈る前」に処分方法まで決めておく
草刈りは、草を短くした時点で終わりではありません。大量の草が出る土地ほど、集草・袋詰め・搬出・処分まで含めて考える必要があります。
この記事のポイント
- 少量の刈草は、まず自治体のごみ出しルールを確認する
- 大量なら処理施設への持ち込みや業者への依頼を検討する
- 土地によっては刈草をその場に残せる場合もある
- 処分目的で土へ埋める方法は避ける
- 野外焼却は一部の例外を除いて原則禁止
- 再利用したい場合は適切な堆肥化を検討する
- 業者へ頼むなら刈草の回収・処分を含む総額を確認する
※ごみの分別・持ち込み・野外焼却に関する制度は2026年9月時点の行政情報を確認して作成しています。ごみの扱いは自治体・排出状況によって異なるため、実際に処分するときは土地のある市区町村の最新情報を優先してください。

この記事を書いた人
地方生活サポートハウス編集部
地方暮らしや住宅メンテナンス、
空き家管理に関する情報を発信しています。
実体験や専門家監修をもとに、
分かりやすい情報提供を心がけています。

