外壁塗装の工事が決まり、「家の周りはどこまで片付ければいいの?」「植木鉢や物置も移動する必要がある?」と迷っていませんか。
外壁塗装では、足場の設置や高圧洗浄、塗装作業のために建物の周囲を空ける必要があります。しかし、家の周りにある物をすべて自分で移動する必要はありません。
片付ける範囲は、足場の設置場所や住宅の形状によって異なります。まず施工会社に必要なスペースを確認し、自分で移動できる物と業者に対応を相談する物を分けることが大切です。
| 家の周りにある物 | 基本的な対応 |
|---|---|
| 植木鉢・プランター | 移動が必要な範囲を確認し、自分で移動 |
| 自転車・小物・ホース | 作業場所から離れた場所へ移動 |
| 車・バイク | 移動する日と駐車場所を業者と相談 |
| 大型物置・重い設備 | 無理に動かさず業者へ相談 |
| 庭木・生垣・花壇 | 剪定や養生が必要か確認 |
| 家庭菜園 | 塗料・洗浄水の飛散対策を相談 |
| エアコン室外機・給湯器 | 自分では移動せず、保護方法を確認 |
この記事では、外壁塗装前に片付ける範囲、植木鉢・物置・車・庭木・家庭菜園・室外機への対応、片付けの費用負担、工事前に確認したいことまで具体的に解説します。
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この記事の監修者
外壁塗装職人(監修者)
・職人歴12年の現役塗装職人
・施工経験:戸建て・マンション・工場・店舗
・専門分野:外壁塗装・屋根塗装・防水工事・シーリング工事
これまで多数の現場で施工・現地調査・見積もりを担当。
本記事では実際の施工経験と現場知識をもとに解説しています。
- 外壁塗装前の片付けは外壁から約1mが目安|ただし現場によって異なる
- 外壁塗装前に自分で片付けたいもの一覧
- 外壁塗装で物置は移動する?動かせない場合の対処法
- 外壁塗装で庭木・生垣が邪魔になる場合は剪定が必要?
- 外壁塗装で花壇・家庭菜園はどうする?野菜や植物への影響
- 外壁塗装中の車は移動する?駐車場が使えない場合の対策
- エアコン室外機・給湯器は移動する?設備の養生と注意点
- 外壁塗装の片付けを業者へ頼める?費用負担の確認ポイント
- 外壁塗装前の片付けはいつまで?工事開始までの準備スケジュール
- 家の周りが狭い場合や隣家との距離が近い場合の注意点
- 外壁塗装前に施工会社へ確認したいこと
- まとめ|外壁塗装前は家の周りを全部片付ける必要はない
外壁塗装前の片付けは外壁から約1mが目安|ただし現場によって異なる

外壁塗装では、作業する職人が安全に移動できるように、建物の周囲へ足場を設置します。そのため、外壁近くの荷物や植物が工事の妨げになる場合があります。
施工会社によっては、外壁から約1mの範囲を片付ける目安として案内しています。
たとえば、横須賀市の山本塗装では、塗装工事の前に家の周囲約1mの物を片付けてもらうと案内しています。足場の設置や作業中の安全確保だけでなく、家の周りにある物の破損・汚損を防ぐためでもあります。
ただし、約1mという数字はすべての住宅に共通する決まりではありません。狭い敷地や複雑な外壁形状では、別の足場の組み方を検討する場合もあります。
逆に、足場を組む場所だけでなく、資材の搬入経路や作業員の通路を空ける必要がある場合もあります。
片付ける範囲は足場の位置で決める
家の周囲をすべて同じ幅で片付ける必要があるとは限りません。
足場の支柱を設置する場所、職人が通る場所、塗料や工具を一時的に置く場所などを確認し、その範囲にある荷物を移動するのが合理的です。
業者へは「どこからどこまで物を動かす必要がありますか?」と聞き、必要なら家の周りを一緒に歩きながら確認しましょう。
実際に足場を組んだ後は、塗装作業や高圧洗浄のために周囲をネットで覆うことが一般的です。外壁だけでなく、足場の外側にも作業スペースが必要になるか確認しておくと安心です。
塗料や洗浄水の飛散にも注意する
片付けが必要なのは、足場を組むためだけではありません。
高圧洗浄では水や汚れが飛散することがあり、塗装工程では養生が不十分だと塗料が付着する可能性があります。
外壁から離れていても、風向きや作業内容によって保護が必要になる物もあります。
「足場の邪魔にならないから置いたままでよい」と判断せず、塗料や洗浄水がかかる可能性も確認しておきましょう。
外壁塗装前に自分で片付けたいもの一覧
まず、自分で安全に動かせる物から整理すると、着工前の準備を進めやすくなります。
特に植木鉢や自転車、玄関まわりの小物などは、足場の設置や作業中に邪魔になりやすいため、置き場所を確認しておきましょう。
| 物 | 片付け方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 植木鉢・プランター | 工事範囲外の安全な場所へ移動 | 日当たり・水やりも考える |
| 自転車・三輪車 | 足場や通路から離す | 毎日使う場合は取り出しやすい場所へ |
| 散水ホース・掃除用品 | まとめて収納 | 屋外水栓をふさがない |
| 屋外の椅子・テーブル | 必要に応じて移動 | 風で動かないよう保管 |
| ゴミ箱・収納ケース | 工事範囲外へ移動 | ゴミ収集日に出せる場所を確保 |
| 物干し台・物干し竿 | 業者と相談して移動 | 重い台座は無理に運ばない |
| 子どものおもちゃ | 屋内などへ収納 | 足場の下へ置かない |
植木鉢・プランターは塗料がかからない場所へ
外壁のそばに植木鉢やプランターを置いている場合は、足場の設置場所や作業通路から移動させましょう。
特に、割れやすい陶器の鉢、大切に育てている花、高価な盆栽などは、作業中に倒れたり傷ついたりしない場所へ移しておくと安心です。
ただし、植物を直射日光の強い場所へ急に移したり、日陰に長期間置いたりすると傷む可能性があります。移動後の環境にも気を配りましょう。
自転車・バイクは工事中の置き場所も考える
自転車やバイクを住宅の横に置いている場合は、足場の設置や職人の通行を妨げない場所へ移動する必要があります。
通勤や通学で毎日使う場合は、工事期間中も出し入れできる位置を確認してください。
単に敷地の奥へ移動した結果、足場に囲まれて使えなくなることも考えられます。
「この自転車は毎日使う」と施工会社へ伝え、工事中も利用できる動線を確保することが大切です。
ホース・掃除用品・玄関まわりの小物も忘れずに
大型の荷物に目が向きがちですが、普段から置いたままになっている細かな物にも注意しましょう。
たとえば、散水ホース、デッキブラシ、ほうき、ガーデニング道具、玄関の飾りなどです。
また、外壁近くに屋外コンセントや水栓がある場合は、施工会社が使用することも考えられます。物を積み上げてふさがないようにしましょう。
外壁塗装で物置は移動する?動かせない場合の対処法
外壁のすぐ近くに大型の物置を置いている住宅では、移動が必要かどうかが大きな問題になります。
物置と外壁の間に十分なスペースがない場合、その部分の塗装が難しくなることがあります。ただし、すべての物置を必ず移動するわけではありません。
物置の裏側も塗装するなら移動が必要な場合がある
外壁の塗装範囲に物置の背面が重なっている場合、物置を移動しなければ十分に施工できないことがあります。
また、足場の支柱を設置したい場所に物置がある場合も、移動や別の施工方法を検討する必要があります。
見積もり時には、「物置の裏側まで塗装できるか」「移動が必要なら誰が担当するか」を確認しましょう。
固定された物置は無理に動かさない
大型物置は、転倒防止のために地面へ固定されている場合があります。また、内部に荷物が詰まっていると、さらに重くなります。
無理に引きずったり、持ち上げたりすると、物置が変形するだけでなく、転倒によるけがにつながるおそれがあります。
物置が動かせない場合は、施工会社に現状を伝え、移動が必要なのか、専門業者に依頼する必要があるのかを確認しましょう。
移動できない場合は塗装範囲を確認する
物置を移動できない場合、塗装する範囲や施工方法を変更する提案が出ることも考えられます。
ただし、塗装できない部分をそのまま残す場合は、外壁の保護や今後のメンテナンスに影響する可能性があります。
どの部分を施工できないのか、その理由と今後の対応を契約前に確認しておくことが大切です。
外壁塗装で庭木・生垣が邪魔になる場合は剪定が必要?
庭木や生垣が外壁近くまで伸びている場合は、足場の設置や塗装作業に影響することがあります。
ただし、庭木があるからといって、必ず伐採する必要はありません。まずは剪定によって作業スペースを確保できないか相談しましょう。
外壁に接する枝は剪定を求められる場合がある
枝葉が外壁に接していると、塗装作業の際に枝が邪魔になったり、塗装したばかりの外壁に触れたりすることがあります。
また、足場の支柱や作業床を設置する位置に枝が張り出している場合、剪定を求められることがあります。
剪定する際は、単に外壁から少し離すだけでなく、足場を組むためにどの程度の空間が必要なのか業者へ確認しましょう。
自分で切れる枝と業者へ頼む枝を分ける
地面に立ったまま安全に作業できる低い位置の細い枝であれば、自分で剪定できる場合があります。
一方、2階の高さまで伸びた木や太い枝、電線や建物に近い枝などは、無理に自分で切らない方が安全です。
剪定道具の選び方や初心者が作業できる範囲については、庭木の剪定は自分でできる?初心者向けの切り方・道具・時期を解説で紹介しています。
高い木や太い枝は植木屋へ相談する
建物のすぐ近くに高木がある場合、剪定する枝の位置や落下方向によっては専門的な作業が必要になります。
外壁塗装が始まってから剪定の必要性が判明すると、足場の設置や工事日程に影響することもあります。
特に高くなりすぎた木については、高くなりすぎた木の剪定料金|高木を低くする費用と業者の選び方で、依頼方法や費用を解説しています。
剪定を頼む際は、「外壁塗装の足場を組むため、建物側の枝を整理したい」と伝えましょう。外壁塗装業者と植木屋の間で、必要な剪定範囲を共有できるとスムーズです。
庭木剪定や伐採を頼めるサービスを探したい方は、お庭マスター(現:お庭レスキュープロ)の料金・口コミ・対応作業を調べた記事も参考にしてください。
外壁塗装で花壇・家庭菜園はどうする?野菜や植物への影響
家庭菜園や花壇が外壁近くにある場合は、塗料や洗浄水の飛散、足場の設置、養生などへの対応が必要になることがあります。
地植えの植物は植木鉢のように簡単には移動できないため、施工会社と保護方法を確認しておきましょう。
家庭菜園には塗料や洗浄水がかからないようにする
外壁近くで野菜を育てている場合、塗装作業や高圧洗浄による飛散に注意が必要です。
特に食用の野菜やハーブは、塗料や洗浄に使用した薬剤などが付着しないよう、作業範囲と保護方法を施工会社へ確認しましょう。
収穫できる野菜がある場合は、工事前に収穫しておくことも検討できます。
もし塗料や薬剤が付着した疑いがある場合は、使用材料を施工会社に確認し、安全性が判断できない野菜を自己判断で食べないようにしましょう。
花壇は養生の方法にも注意する
花壇や植え込みは、シートなどで保護してもらえる場合があります。
ただし、植物をビニールなどで長時間覆うと、熱や湿気がこもって傷む可能性があります。
大切に育てている花や植物がある場合は、養生をする時間、風通し、作業後に養生を外すタイミングなどを施工会社に確認しましょう。
足場を設置する場所に花壇がある場合
足場を組む場所と花壇が重なる場合、植栽の一部を移動したり、足場の設置方法を調整したりする必要があるかもしれません。
足場を設置してから問題が判明しないよう、見積もり・現地調査の段階で花壇の位置を伝えておきましょう。
どうしても残したい植物がある場合は、その希望も具体的に伝えることが大切です。
外壁塗装中の車は移動する?駐車場が使えない場合の対策
外壁塗装の期間中、敷地内の駐車場を使えるかどうかは住宅によって異なります。
足場の位置や工事内容によっては、車を別の場所へ移動する必要があります。ただし、工事期間中ずっと移動しなければならないとは限りません。
足場の設置・解体日は車を動かす場合がある
駐車場の近くに足場を設置する場合、資材の搬入や支柱の組み立てなどのため、一時的に車を移動する必要があるかもしれません。
足場解体時にも同様に移動を求められる場合があります。
そのため、工事前には「車を移動するのは何日か」「何時から何時までか」まで確認しておくと安心です。
高圧洗浄・塗装中は飛散対策が必要
足場から十分に離れた位置に車を駐車していても、作業条件によっては水や塗料が飛散する可能性があります。
車の移動が難しい場合は、施工会社に飛散防止の方法を確認しましょう。
車体をカバーで保護する方法もありますが、風によるこすれや、カバーの扱いにも注意が必要です。施工会社が車にカバーをかける場合も、方法について事前に合意しておきましょう。
別の駐車場を借りる必要がある場合
足場によって敷地内の駐車スペースを使用できなくなる場合は、近隣の月極駐車場や時間貸し駐車場などを検討することになります。
その際は、駐車場代を誰が負担するのか、施工会社が代替駐車場の手配に対応するのか確認しましょう。
費用負担に全国共通の一律ルールがあるわけではありません。工事前に確認し、必要な場合は見積書や打ち合わせ記録に残すことが大切です。
エアコン室外機・給湯器は移動する?設備の養生と注意点
室外機や給湯器、ガスメーターなどは、外壁のすぐ近くに設置されていることが多い設備です。
しかし、こうした設備は植木鉢や小物と違い、自分で簡単に移動できるものではありません。移動の必要性だけでなく、養生中に安全に使えるかどうかも確認しましょう。
室外機は自分で動かさない
エアコン室外機には、冷媒配管や電源配線などが接続されています。
無理に移動させると配管や接続部分を傷める可能性があるため、自分で持ち上げたり引きずったりしないでください。
施工時に室外機の位置が問題になる場合は、施工会社に対応方法を確認しましょう。専門業者による作業が必要になる場合もあります。
室外機を養生したままエアコンを使えるか確認する
外壁塗装では、室外機に塗料が付かないよう保護する場合があります。
ただし、室外機を完全に覆った状態でエアコンを運転すると、放熱が妨げられるおそれがあります。
ダイキン工業も、室外機の吹き出し口をふさぐと冷暖房の効率が低下するため、周囲の風通しを確保するよう案内しています。
工事中に冷暖房を使いたい場合は、室外機の養生方法とエアコンを運転できる時間帯を確認しましょう。養生で吸い込み口・吹き出し口がふさがれている場合は、自己判断で運転しないでください。
給湯器・ガスメーター・配管は施工会社へ確認する
給湯器やガスメーターなども、原則として施主が自分で移動するものではありません。
特にガス給湯器などの給排気口をビニールで覆った状態で機器を使用すると、不完全燃焼による一酸化炭素中毒などの危険があります。
東京ガスも、外壁塗装中にガス機器や給排気口が養生シートなどで覆われている場合は、機器を使用しないよう注意を呼びかけています。
参考:東京ガス「外壁塗装工事中のガス機器ご使用に関するお願い」
工事中にお湯を使えるかどうかも事前に確認し、設備の養生・解除や安全確認は施工会社と設備の専門業者に相談しましょう。
外壁塗装の片付けを業者へ頼める?費用負担の確認ポイント
大型の物置や重い植木鉢、庭木の剪定など、自分では対応しにくい片付けもあるでしょう。
施工会社によっては荷物の移動を手伝ってくれる場合がありますが、すべて無料で対応してもらえるとは限りません。
軽い荷物の移動は自分で済ませる
小さな植木鉢や自転車、ガーデニング用品など、自分で安全に移動できる物は、工事前に片付けておくとスムーズです。
ただし、移動する場所がわからない場合は、先に施工会社へ確認しましょう。
せっかく移動した場所が資材置き場になってしまうと、再度移動しなければならないことがあります。
重量物・大型物置は費用を確認する
大型物置の移動や固定設備の一時撤去などは、作業人数や機材が必要になる場合があります。
また、物置の解体・再設置が必要な場合は、専門業者への依頼や追加費用が発生することもあります。
事前に見積もりを取り、「移動・保管・元に戻す作業まで含まれるか」を確認しましょう。
庭木剪定・伐採の費用は塗装工事と分けて確認する
外壁塗装のために庭木を剪定する場合でも、必ず塗装工事の見積もりに含まれるわけではありません。
庭木が大きい場合や枝葉の回収が必要な場合は、剪定業者への別途依頼が必要になることがあります。
塗装業者にまとめて依頼できる場合でも、実際に誰が剪定するのか、処分費はいくらかかるのか確認しておきましょう。
外壁塗装の見積もりを取る前なら、庭木や大型物置があることを各社へ伝え、足場や片付けの対応条件をそろえて比較するのがおすすめです。業者の比較で確認したい点は、外壁塗装業者の選び方|信頼できる業者の見分け方と相見積もりのポイントでも解説しています。
外壁塗装前の片付けはいつまで?工事開始までの準備スケジュール
自分で動かせる物の片付けは、足場設置の前日までに終えておくとスムーズです。
ただし、物置移動や庭木剪定が必要な場合は、直前では対応できないこともあるため、早めに施工会社へ相談しましょう。
| 時期の目安 | すること |
|---|---|
| 見積もり・契約前 | 物置・庭木・駐車場など工事の支障になる物を確認 |
| 着工1〜2週間前 | 大型物置の移動、庭木剪定、車の代替駐車場所を調整 |
| 着工数日前 | 植木鉢・自転車・小物の移動、家庭菜園の対策 |
| 足場設置前日 | 指定された範囲に荷物が残っていないか最終確認 |
| 工事期間中 | 車の移動や設備の使用制限など、当日の指示に対応 |
工事直前ではなく現地調査で確認する
物置や庭木など、動かしにくい物がある場合は、外壁塗装の現地調査で確認してもらうのが理想的です。
契約後に移動作業が必要だと判明すると、追加費用や工期の調整が必要になる場合があります。
特に狭い敷地や、物置が外壁に接している住宅では、着工前に対応方法を決めておきましょう。
足場設置前日に確認したいチェックリスト
着工前日には、次の項目を確認しておくと安心です。
- 指定された場所の植木鉢・小物を移動したか
- 自転車やバイクの置き場所を確保したか
- 車の移動が必要な日を把握しているか
- 物置の移動・養生の方法を確認したか
- 庭木の剪定が必要な範囲を確認したか
- 家庭菜園や花壇の保護方法を決めたか
- 室外機や給湯器の使用について確認したか
- 工事中に使う玄関・通路を確保できているか
- 近隣住宅との境界や搬入経路を確認したか
また、足場を設置すると窓やベランダに近づきやすくなる場合があります。工事期間中の戸締まりや防犯面にも注意しましょう。
家の周りが狭い場合や隣家との距離が近い場合の注意点
住宅が密集している場所では、家の周りを片付けても十分な足場スペースを確保できないことがあります。
その場合は、施工会社が敷地条件に合わせた足場や作業方法を検討する必要があります。
隣家の敷地を使う必要がある場合
隣家との距離が近く、自宅の敷地内だけでは工事が難しい場合、隣地の一時使用について調整が必要になる場合があります。
民法209条には、境界付近の建物の修繕などに必要な範囲で隣地を使用できる場合の規定があります。ただし、使用の目的・日時・場所・方法などの通知や、隣人への影響を最小限にすることが問題になります。
実際に隣地の使用が必要な場合は、施工会社と相談し、使用する範囲や期間、近隣への説明方法を確認しましょう。
隣家の物を勝手に移動したり、無断で資材を置いたりすることは避けてください。
隣家の植木・車への飛散対策も確認する
外壁塗装では、自宅の敷地だけでなく、隣家の車や植物などへの飛散にも注意が必要です。
飛散防止シートの設置方法や車の保護などについて、施工会社と確認しておきましょう。
工事前に近隣へ説明する範囲や内容も、施工会社に相談するとスムーズです。
外壁塗装前に施工会社へ確認したいこと
最後に、家の周りの片付けについて、施工会社へ確認したい項目を整理します。
工事が始まってから慌てないよう、見積もり時や着工前の打ち合わせで確認しておきましょう。
施工会社への確認事項
- 足場設置のため、家の周りをどこまで片付ける必要がありますか?
- 外壁近くの植木鉢・物置・自転車は移動が必要ですか?
- 大型物置が動かせない場合、どのような方法で施工しますか?
- 庭木や生垣は、どの範囲まで剪定する必要がありますか?
- 車を移動する必要がある日はいつですか?
- 家庭菜園や花壇はどのように保護しますか?
- 室外機の養生中もエアコンは使えますか?
- 給湯器の養生中にお湯は使えますか?
- 荷物の移動をお願いする場合、追加費用はありますか?
- 移動した物を元に戻す作業まで対応してもらえますか?
必要な片付けの範囲や費用負担が明確になれば、余計な作業を減らしながら安心して工事を迎えやすくなります。
まとめ|外壁塗装前は家の周りを全部片付ける必要はない
外壁塗装前の片付けでは、家の周りにある物をすべて自分で移動する必要はありません。
施工会社が足場を組む位置や作業範囲を確認し、必要な物を移動することが大切です。
外壁から約1mを目安としている施工会社もありますが、必要なスペースは住宅ごとに異なります。まずは実際の足場計画を確認しましょう。
植木鉢や自転車など、自分で安全に動かせる物は事前に片付けておくとスムーズです。一方、大型物置や室外機、庭木などは無理に動かさず、施工会社や専門業者に相談してください。
また、車の駐車場所、家庭菜園の保護、エアコンや給湯器の使用、移動作業の費用負担なども、着工前に確認しておきたいポイントです。
工事前に「何を・どこまで・誰が片付けるのか」を明確にしておくことが、外壁塗装をスムーズに進めるための準備になります。

この記事を書いた人
地方生活サポートハウス編集部
地方暮らしや住宅メンテナンス、
空き家管理に関する情報を発信しています。
実体験や専門家監修をもとに、
分かりやすい情報提供を心がけています。

